最高位の神銀級冒険者を目指すも、いまだ銅級冒険者止まりのレント。いつものように単独で《水月の迷宮》に潜り、鍛錬と日銭稼ぎをするつもり――だった。だが、低レベル迷宮にいるはずもない伝説の《龍》と何故か遭遇してしまう。その力に抗う間もなく喰われてしまう。
レントはそうして死んだ―――はずだった。
しかし目覚めた――不死の最下級魔物『骨人(スケルトン)』の姿で。
魔物の特性の『存在進化』を辿れば、人間に近い姿に戻れるはず――望まぬ不死の身体を持ったレントは、迷宮でひとり魔物へと挑み始める
『存在進化』をするために、
また町に戻れるように、
そして、夢の神銀級冒険者になる為に。